脳波×AI解析のすべてがわかる!測定方法・最新技術・将来性まで詳しく紹介
人の感情や集中状態を、リアルタイムに「見える化」できたら──。脳内で生じる微弱な電気信号をAIが解析することで、医療やヘルスケア、エンターテインメントまで幅広い分野で活用が進んでいます。すでに診断支援やストレス可視化、VRゲームでの応用も始まり、日常生活への実装も射程圏内です。
本記事では、脳波AI解析の基本から最新事例、導入の実務ポイント、そして未来の可能性までをわかりやすく解説します。
脳波とAIの関係とは?その仕組みと最新技術を解説
人間の脳内では、思考や感情、行動のたびに微弱な電気信号が発生しています。これらの信号は「脳波」として記録され、長年にわたり医療や神経科学の分野で活用されてきました。近年では、人工知能(AI)技術の進化により、こうした脳波の解析にも革新が起きています。
AIを用いることで、従来の手法では読み取れなかった微細なパターンや傾向を抽出できるようになり、医療診断やメンタルケア、さらにはエンターテインメントや教育の分野まで応用が広がっています。本章では、脳波の基本的な知識と、AIによる解析の特長について紹介します。
脳波の種類や各帯域(アルファ波、ベータ波など)の詳しい働きについては、以下の記事で詳しく解説されています:
脳波は何を表しているのか?
脳波とは、脳内で発生する電気信号を計測したもので、周波数帯によって「デルタ波」「シータ波」「アルファ波」「ベータ波」「ガンマ波」などに分類されます。これらは、睡眠、集中、リラックス、認知活動といった精神状態や行動と密接に関係しています。
たとえば、リラックス時にはアルファ波、集中しているときにはベータ波が優位になるなど、脳の状態を客観的に把握する指標として利用されています。こうした波形の変化を読み解くことで、精神的・認知的な状態を可視化することが可能になります。
AIによる脳波解析では、人間が事前にラベル付けした大量の脳波データ(教師データ)を学習することで、これらの波形の中から特定のパターンや傾向を自動的に抽出し、高精度に分類したり、状態を検出・予測したりする技術が重要です。これにより、従来の統計的手法では難しかった微細な変化も捉えることが可能になります。
なぜAIで脳波解析が進化するのか?
これまでの脳波解析は、特定の時間帯の波形を人の目や統計的な手法で分析するのが一般的でした。しかしこの方法では、複雑な脳の活動パターンを正確に捉えるのが難しく、解析にも時間と専門知識が必要でした。
近年は、AI、特にディープラーニング(深層学習)の技術を使うことで、こうした課題が大きく改善されています。AIは大量の脳波データを学習しながら、わずかなパターンの違いや時間の変化、波形に含まれるノイズ(不要な信号)なども自動で判別することができます。
たとえば、AIは「この脳波パターンは集中している状態」「この動きは睡眠の兆候」といった分類や予測が得意です。これにより、医療現場での診断補助や、リアルタイムでメンタル状態を把握するようなシステムにも活用されるようになっています。
人が判断するよりも早く、しかもブレなく客観的な解析ができる――それが、AIが脳波解析において注目されている大きな理由です。
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脳波AI解析の仕組みと技術的アプローチ

脳波をAIで解析するには、データをただ集めるだけではなく、測定前の準備から取得後の処理まで、いくつかの工程を踏む必要があります。具体的には、データの取得、前処理、特徴量の抽出、そしてAIによる学習・推論といった一連のステップが重要な役割を果たします。
ここでは、脳波解析において実際に使われている代表的な技術や手法を、工程ごとにわかりやすく解説します。
脳波データの取得方法と環境整備
脳波の測定には、「EEG(Electroencephalogram/脳波計)」と呼ばれる機器が使われます。EEGは、頭皮に取り付けた複数の電極から脳の電気的な活動を検出し、それをリアルタイムで記録する非侵襲的な方法です。従来は医療や研究の場での利用が主でしたが、近年では一般向けの簡易EEGデバイス(例:Emotiv、VIE Zoneなど)も登場し、個人レベルでの利用も広がりつつあります。
精度の高い脳波データを得るには、測定環境の整備も重要なポイントです。たとえば、外部の電磁波ノイズを避けるために静かな部屋を選び、電極を正確に装着し、被験者の体の動きをできるだけ抑えるといった配慮が必要です。こうした工夫によって、解析に適したクリーンなデータを収集することが可能になります。
脳波データの前処理と特徴抽出の方法
EEGで取得した脳波データには、筋肉の動きや瞬き、周囲の電子機器からのノイズなど、さまざまな外的要因による干渉が含まれています。そのままの状態では、正確な解析やAIによる学習に適していません。
そのため、まず「前処理(Preprocessing)」という工程が必要になります。ここでは、特定の周波数帯だけを通すバンドパスフィルタや、まばたき・体動によるアーチファクト(人工的な信号)の除去、さらには不要なノイズの排除などが行われます。
前処理を終えた後は、「特徴量抽出(Feature Extraction)」の段階に進みます。この工程では、周波数帯ごとの電力(スペクトル解析)や、時間の経過による信号の変化(時間領域解析)といった数値的な特徴を取り出します。これらの特徴量は、AIが学習・解析を行うための基礎データとなり、脳波のパターン分類や状態の予測に活用されます。
脳波解析に使われるAIアルゴリズムの種類
脳波のように時間とともに変化する「時系列データ」を扱う場合には、適切なAIアルゴリズムの選定が重要になります。現在、脳波解析でよく使われているAIモデルには、以下のようなものがあります。
- CNN(畳み込みニューラルネットワーク)
画像認識に優れるモデルで、脳波の周波数成分や空間的な電極分布をとらえるのに適しています。EEG信号をスペクトログラム(時間×周波数の画像)として変換し、CNNに入力する手法が広く活用されています。 - RNN(再帰型ニューラルネットワーク)・LSTM(長短期記憶)
時系列の流れをモデル化できるのが特長で、脳波のように連続して変化するデータの解析に向いています。中でもLSTMは、過去の情報を長期間保持しやすいため、脳波状態の予測や分類タスクによく使われています。 - 強化学習
環境からのフィードバック(例えば、デバイスが意図通りに動いたかどうか)を基に学習を進める手法で、ユーザーの脳波から得られる信号を操作コマンドとして、最適な動作を導き出すといった応用が可能です。特に、ブレインマシンインターフェース(BMI)領域では、ユーザーが思考によってロボットアームを動かしたり、カーソルを操作したりするようなリアルタイム制御への応用が進んでいます。
これらのモデルは、それぞれ異なる特性を持つため、目的や対象とするタスクに応じて単独で使われたり、組み合わせて使われたりします。どのモデルを使うかの選定は、精度や処理速度、解釈性などとのバランスが求められます。
従来手法との違い:AIによる精度とスピードの向上
これまでの脳波解析では、統計的な手法やフーリエ変換など、決まった分析手順に基づいた定量的な処理が主流でした。これらの方法は、構造が明確で信頼性も高く、医療や研究の現場で広く使われてきました。
しかし、こうした従来手法では、脳波の波形に含まれる複雑な変化や個人差を十分に捉えるのが難しいという課題がありました。特に、曖昧で微細な変動に対する感度には限界があり、解釈にも熟練が必要とされます。
一方、AIを活用した解析では、過去に蓄積された膨大な脳波データを学習することで、従来手法では見逃されがちな特徴も自動的に抽出できるようになります。これにより、より高精度な分類や状態推定が可能となり、異常検知や個別最適化といった応用の幅も広がっています。
さらに、AIの導入によって解析作業の自動化が進み、処理にかかる時間が大幅に短縮されるのも大きな利点です。リアルタイムで脳の状態を評価したり、即座にフィードバックを返すようなシステムの実現にもつながっています。
最新事例紹介:脳波×AI解析の最前線

脳波解析とAI技術の進化により、医療診断やウェアラブル製品、ビジネス向け導入、エンタメ分野まで活動が広がっています。本章では、信頼性の高い事例を取り上げ、応用分野ごとに進展内容を整理します。
医療応用:疾患診断支援への活用
医療の現場では、AIを使った脳波解析が、てんかんの発作や認知症、うつ病といった脳の病気の診断を助ける手段として注目されています。
たとえば、アメリカの大手医療機関「メイヨー・クリニック」では、10年にわたり約1万人以上の患者から集めた膨大な脳波データ(EEG)を、AIに学習させて解析する取り組みを進めています。AIはそのデータをもとに、認知症の兆候とされる特定の脳波パターン(後頭部のアルファ波の乱れや、デルタ波・シータ波の異常など)を自動で見つけ出すことに成功しました。
この技術により、アルツハイマー病とレビー小体型認知症といった、似た症状を持つ病気を見分けることも可能になると期待されています。
従来、脳波の判読には専門的な知識と経験が必要で、医師によって判断に差が出ることもありました。AIを使うことで、より客観的で精度の高い解析ができ、さらにMRIやCTなどの高額な画像検査に頼らずに、早期に異常を発見できる可能性が広がっています。
参考:Li, W., Varatharajah, Y., Dicks, E., Barnard, L., Brinkmann, B. H., Crepeau, D., Worrell, G., Fan, W., Kremers, W., Boeve, B., Botha, H., Gogineni, V., & Jones, D. T. (2024). Data-driven retrieval of population-level EEG features and their role in neurodegenerative diseases. Brain Communications, 6(4), fcae227. https://pmc.carenet.com/?pmid=39086629
日常で使える脳波計:集中力とリラックスを可視化
近年では、イヤホン型の脳波計を用いて、日常生活の中で手軽に脳波を測定し、自分の集中度やリラックス度をリアルタイムで確認できるツールが登場しています。
代表的な製品が、脳波イヤホン「VIE ZONE」と連携するアプリケーション 「VIE Tunes Pro」 です。VIE ZONEは、音楽を聴きながら脳波の計測が可能なイヤホン型デバイスで、頭部に装着するだけで脳波データを取得できます。
このデータは、VIE Tunes Proアプリを通じてAIが解析し、ユーザーの集中度やリラックス度としてフィードバックされます。仕事、勉強、瞑想、サウナなど、さまざまなシーンで自分の状態を「見える化」できるのが特長です。
また、「ニューロミュージック」と呼ばれる脳科学に基づいた音楽コンテンツも搭載されており、ユーザーは自身の目的に合わせて選択することで、集中力やリラックス状態をサポートすることが可能です。
さらに、より詳細な解析を行いたい専門家や開発者向けには、専用アプリケーション 「VIE Streamer」 が提供されており、フーリエ変換による周波数帯解析や、独自のAIアルゴリズムによる状態分類なども可能です。
エンタメ&VR分野:脳波でゲームをコントロール
AIと脳波を組み合わせたエンタメ分野の活用も、近年注目を集めています。なかでも、2025年開催の大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」では、森永乳業とVIE株式会社が技術協力した「VR腸内クエスト〜手×声×脳波で戦う未来型シューティングゲーム〜」が話題です。
このゲームは、プレイヤー自身の腸内を舞台に、手の動作・声・脳波を使って「悪玉菌」と戦う没入型のVRコンテンツです。来場者のパーソナルヘルスレコード(PHR)に基づいて約1億通りの腸内環境ステージが生成される仕組みで、「ビフィズス菌!」と発声することで「ビフィズス菌爆弾」が発動し、腸内バトルを展開していきます。
この体験には、VIEが開発した有線型イヤホン型脳波計が活用されており、リアルタイムで取得した脳波がゲームに反映される仕組みとなっています。また、脳波の状態に応じてニューロミュージックが演出に組み込まれ、没入感を高めています。
参考:PR TIMES「VIE、森永乳業が大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」で出展する未来型シューティングゲーム「VR腸内クエスト」 で技術協力」
脳波解析を実用化するための機器選定と開発準備

脳波とAIを組み合わせた解析を業務や研究に導入する際には、目的に応じた適切な機器選定と、AIモデル・開発環境の整備、さらにデータの取り扱いフローを明確に設計することが重要です。この章では、実際に脳波×AI解析を導入するために押さえておくべき基本ポイントを3つに分けて解説します。
脳波計の選び方:精度・用途・装着性のバランス
脳波解析に使用する機器には、医療グレードの多チャンネルEEG装置から、一般向けの簡易型EEGデバイスまで多種多様な製品があります。選定時には以下のような要素を考慮することが大切です。
- 電極数と位置:解析精度に直結。特定部位の信号が必要な場合は、対応チャンネルが多い装置が有効。
- 装着性と携帯性:長時間の着用が必要な場合や、移動環境での使用には、軽量・ワイヤレス型が適しています。
- 目的との整合性:医療用途か、リサーチか、一般消費者向けかで最適な機器は異なります。
たとえば、簡易な状態可視化やエンタメ応用にはVIE ZONEのようなウェアラブル型が便利で、詳細な波形分析には多チャンネルの研究用EEGが適しています。
脳波計について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
AIモデルと開発環境の整備:柔軟性と処理性能の両立
脳波データは、時間の経過によって常に変化する「時系列データ」であり、微弱な信号が多く含まれるため、解析には専門的なAIモデルと適切な開発環境が必要です。
まず、脳波解析に使われる代表的なAI開発フレームワークには、以下のようなものがあります:
- TensorFlow / Keras
Googleが開発した機械学習フレームワークで、世界中の教育機関や企業、研究者に広く使われています。特にKerasはシンプルな記述でAIモデルが作れるため、初心者にも扱いやすく、応用範囲も広いのが特長です。 - PyTorch
Meta(旧Facebook)が開発したフレームワークで、柔軟なコードが書きやすく、実験的な開発やカスタムモデルの設計に適しています。モデルの動作をリアルタイムで確認しながら試行錯誤できるため、研究者や上級開発者に人気があります。 - Edge AI(ONNX Runtimeなど)
小型のデバイスやウェアラブル機器の中でAIモデルを動かす「エッジ処理」に対応した環境です。脳波をその場で解析し、即座にフィードバックを返すようなリアルタイム用途で活用されます。
これらのAIフレームワークは、いずれもPythonというプログラミング言語で動作します。Pythonは文法がわかりやすく、AI開発のスタンダードとされており、学習コストも比較的低めです。
さらに、脳波データの処理には専用のPythonライブラリも併用されます。たとえば:
- MNE:脳波データの読み込み、可視化、前処理などを行えるオープンソースライブラリ
- NeuroKit2:心拍や脳波などの生体信号を扱う総合ライブラリで、特徴量の抽出にも便利です
こうしたツールを組み合わせることで、AIモデルの開発と脳波解析の精度を両立しつつ、効率よく実装を進めることができます。
データの収集からAI学習まで:実務的な流れ
脳波AI解析を正確に行うためには、AIモデルを動かす前段階として、データの取得・整理・加工といった一連の「データフロー」をしっかり設計することが重要です。以下は、一般的な脳波解析プロジェクトで採用される標準的な流れです。
1. データ取得
最初のステップは、対象者の脳波データを記録することです。脳波計(EEG)を使ってリアルタイムに信号を取得し、その情報に加えて「いつ、どんな状況で記録されたか」といったタイムスタンプや被験者の属性情報(メタデータ)も一緒に保存しておく必要があります。これにより、後の解析や比較がしやすくなります。
2. ラベリング(データの意味づけ)
次に、取得した脳波データに「この時は集中していた」「これはリラックス状態だった」などの状態ラベルをつけます。この作業は、AIに正しい学習をさせるための「教師データ(正解データ)」を作る工程です。人の観察結果や、同時に記録された行動・環境情報をもとに、正確なラベリングを行うことが求められます。
3. 前処理と特徴量抽出
生の脳波データにはノイズ(まばたき、筋肉の動き、電磁干渉など)が多く含まれており、そのままでは使いづらいため、「前処理」が必要になります。具体的には以下のような処理が行われます:
- バンドパスフィルタ処理(特定の周波数帯だけ通す)
- アーチファクト除去(不要な信号を取り除く)
- データの正規化や分割
その後、AIが学習できるように、周波数情報(スペクトル解析)や時間変化の情報(時間領域解析)などを数値として取り出す「特徴量抽出」が行われます。
4. AIモデルによる学習と推論
準備が整ったデータを使って、AIモデルに学習させます。学習済みのモデルは、新しい脳波データを入力すると「これは集中状態」「これはリラックス」といった推論(分類・予測)を自動的に行えるようになります。目的に応じて、分類(状態の切り分け)や回帰(数値予測)、可視化(グラフ表示など)など、さまざまな応用が可能です。
このように、脳波AI解析は、ただデータを集めるだけではなく、ラベリングの精度や特徴量の質、学習データの量とバランスなど、いくつものポイントに注意を払うことで、ようやく信頼性の高い結果を得ることができます。
今後の展望と将来予測:脳波×AIの広がる可能性

脳波とAIの組み合わせは、現在すでに医療やヘルスケア、エンタメ領域での応用が進んでいますが、今後はさらに社会全体を変えるインフラ技術へと発展する可能性を秘めています。特に注目されているのが、脳と機械をつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」との融合や、医療・教育・ビジネス分野での長期的な活用です。
以下では、今後期待される技術連携や、社会に与える影響について具体的に見ていきます。
脳波とBMIの連携で広がる操作の自由度
ブレイン・マシン・インターフェース(Brain-Machine Interface:BMI)は、脳波などの神経信号を利用して、外部デバイスやコンピューターを直接操作する技術です。近年では、AIの進化により脳波からの信号解読精度が向上し、BMIの実用化が加速しています。
たとえば、重度障害を持つ人が、言葉を使わずにコンピューターを操作したり、義手や車いすを脳で制御する研究が進んでいます。今後は、ウェアラブル型脳波計とAIを組み合わせることで、医療・介護現場やスマートホームにおける非接触操作の標準技術としての導入が期待されています。
ブレイン・マシン・インターフェースについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
社会への影響:医療コスト削減と人間能力の拡張
脳波×AI技術は、長期的には社会構造そのものに影響を及ぼす可能性があります。特に医療分野では、早期診断やメンタルヘルス支援の効率化により、医療費の削減や慢性疾患の重症化予防に貢献するとされています。
さらに、教育や働き方改革の文脈でも注目されています。たとえば、集中力やストレス状態をリアルタイムに可視化することで、学習環境や職場環境の最適化に役立てられる可能性があります。これは「人間の知的生産性を拡張する技術」として、ニューロテクノロジーの次のステージを示唆しています。
このように、脳波×AI解析は医療や技術の枠を超え、社会全体の在り方を変えていくインパクトを持つと考えられています。
脳波×AIが切り拓く未来と可能性
本記事では、脳波とAIを組み合わせた解析技術の基本から、最新事例、導入方法、将来展望までを解説しました。脳波は「見えない脳の状態」を可視化する手段として、医療・ヘルスケア・エンタメ・産業分野での応用が広がっています。
導入を検討している方は、まず小規模なツールや簡易機器での計測・可視化から始め、実際のデータ運用を体験してみることをおすすめします。
WRITER
Sayaka Hirano
BrainTech Magazineの編集長を担当しています。
ブレインテックとウェルビーイングの最新情報を、専門的な視点だけでなく、日常にも役立つ形でわかりやすく紹介していきます。脳科学に初めて触れる方から、上級者まで、幅広く楽しんでもらえる記事を目指しています。
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